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シーボルトが北斎作だと記録した5作品が長崎歴史文化博物館で特別展示

オランダ商館員として1823年から1829年出島に滞在したドイツ人の医師で博物学者のフィリップ・フォン・シーボルト(1796~1866)が、北斎が作成した西洋的な風景画だと考え、現在議論の的になっている5作品が、長崎歴史文化博物館 にて日本初公開されました。

シーボルトが北斎作として記録した作品はライデンの国立民族学博物館所蔵で、同博物館前日本コレクション学芸員マティ・フォラー氏が、2016年の国際シーボルトコレクション会議の際にこの作品群について発表しました。このニュースは日本国内、また日本や世界中の北斎専門家たちや愛好家たちの間で大きな話題となりました。しかし作品には北斎のサインがないため、現在も北斎作であるかは議論となっていますが、作品では当時西洋的な風景画の技法がどのように影響を与え、日本の画材でどのように描かれていたかを見ることができます。

シーボルトのリストに記されている5つの絵画は、1829年に日本から運び出されて以来初めて、長崎歴史文化博物館で日本の皆様に公開される機会となりました。絵画は当時の様子を写真として記録に残すようにオランダ商館員の求めに応じて、日本の様々な事物を描いた長崎の絵師・川原慶賀(1786~1860?)の企画展「川原慶賀の植物図譜」の一部として特別に展示されています。

長崎歴史文化博物館ホームページ